こんにちは、目黒整体です。
6月3日(日)、第9回富士忍野高原トレイルレースに参加してきました。
ショート、ミドル、ロングと3種類のコースがある中で、難度の高いロングコース(36.1km)へ挑戦です。
練習はできていませんが、4月下旬に東丹沢トレイルレースを走った感覚を頼りにがんばります。
スタートは朝7:20とかなり早いので、前日に忍野村の民宿に一晩宿泊しました。現地に着いたのが、夜7時半を回っていたので、人一人出会わず暗闇の中での移動、そして、便利なGPSを利用して無事民宿並松荘に到着しました。
暗闇の中のまばゆい部屋の明かりにはホッとします。
山梨の定番料理、ほうとう付きの晩御飯です。
とにかく朝が早いので、10時前にはささっと就寝しました。
大会当日…
部屋に入った時点で、外は真っ暗で気付いてなかったのですが、
窓から富士山がばっちり見える部屋でした!
朝5時過ぎの朝焼けを浴びる少しピンクがかった富士山です。
この忍野村は、忍野八海が有名で、近くに自衛隊駐屯地があるということぐらいしか予備知識がない状態で訪れたのですが、周囲に遮るものが特にないので、とにかく村のどこにいても、常に見事な富士山を見渡すことができます!
大会会場の忍野中学校グランドからもこの通り
総勢2000人を超える参加者だそうです。開会も近くなり大勢のランナーがスタートエリアに集まってきました。
そして、7時20分ロングコースの第1ウェーブが先陣を切ってスタートしました。
1.5キロほどアスファルトの坂道を走ると、やがて山道に入ります。
この日は雲ひとつないと言える快晴で、とにかく目に飛び込んでくる大自然が美しいの一言。
走りながら撮っても、手ぶれしていないスマホカメラの技術もさすが。
競争ではなく、ハイキングでのんびり歩いても、十二分に自然の素晴らしさを体感できる絶好のコンディションだったと思います。
急ぎたい気持ちもありますが、まだまだ先は長いので、登り坂などは、急ぐランナーはどうぞお先にというスタンスで進みました。
そうして、大会のコース高低図からも予想されていたのですが、手を使わなければ登れないレベルの急斜面にさしかかりました。部分的にロープが備え付けられている箇所もあるので、ありがたくロープにしっかり掴まってセーフティーに登ります。ちょっとアスレチックレースな雰囲気にもなります。
明らかにこれまで走った2回のトレイルランでは体験できなかった激しい急傾斜でした。
やがて、カラーンという鐘の音が近付いてきました。そこは素晴らしい富士山が見渡せる杓子山(標高約1600m)の頂上です!
良い天気~~壮麗な日本最高峰の姿と対面!
ここのポイントを通過できるのはロングコースのみです。この場に到達するまでの道のりは明らかにハードですが、力を振り絞って登ってきたかいがあります!
続いては、大会前から気を付けようと頭に入れていた岩場がメインの下りです。
怪我しないようあせらず、手もしっかり使いながら、無事負傷することなく通過できました。
ある程度下ると、ミドルコースの人々とも合流します。山道の狭い箇所も多いので、声をかけながら追い抜いたり、追い越させてあげたり、譲り合いながら皆進んでいきます。このささやかな声の掛け合いによるコミュニケーションも、通常の市街地のマラソンでは見られない特色だと感じます。
そして、立ノ塚峠や二十曲峠の充実したエイド、給水ポイントにさしかかります。忍野トレイルは、エイドの充実度、エイドが設置されている数や間隔も素晴らしいです。私が最後まで体力を維持しながらゴールできたのも、このエイドでの栄養補給にかなり助けられたからだと思います。本当に高評価のポイントです!
その後、一旦はアスファルトの道路に出て、そこでは水を得た魚のようにバタバタと駆けていきました。そして、だんだん登り坂がメインの地形へと変わっていき、次は大平山のてっぺんを目指します。
大平山からの富士山の眺めも素晴らしい☆
写真の通り、足を止めて記念撮影してるランナーもたくさんいました。
山中湖越しの富士山を望める、忍野トレランの代表的な名所ですね。このポイントはロングだけでなく、ミドルコースの参加者も通過することができます。
大平山を下ったあとは、ミドルコースはゴールへ向かっていくのですが、ロングコースのランナーはそれから再度、標高1200m程度の立ノ塚峠へ登っていくことになります。登り坂の傾斜自体は、序盤程ではないのですが、レースの終盤、この辺りが体力・精神面も含めて一番きつい所ではないかと思います。
無事、峠から下ると、もう忍野中学校へ向けて田んぼの脇を走り抜けるだけです。ただ、この土地が初めてなので、あとどれくらいの時間この田んぼ脇の道を駆け続ければいいのか、今ひとつ掴めず、残りの2、3キロが心理的に遠く感じます。
それでもラストは、他のランナーと比べるとまだ走れている方だった気がしました。このレースでは良いタイミングでエネルギー補給できていたのと、日々、足圧の施術を行い、脚や体幹の使い方や持久力が鍛えられていたというのも功を奏したかもしれません。
最後の20メートルぐらいにダッシュをしたところ背中がつり、「いてーーー!」と思いながらゴール!
4時間28分、速報値34位のフィニッシュでした。
参加賞でおいしそうな生そば、そしてカッコいい長袖Tシャツ、スポーツタオル、サービスの豚汁などをいただき、しばらくテント下に座って固まっていました。
忍野村は、すぐ脇に自衛隊(第1特科隊)の有名な駐屯地があり、コースの各所で、自衛隊の方が声援を送りつつも、頼もしく見守ってくれました。数名、自衛隊の中から参加しているランナーもいらっしゃったようですね。何というか、自衛隊の方が待機してくれていると、へロヘロになって走っている側としても、すごく安心感があります。しかも、主だった分岐点など、本当にいてほしい、迷いやすい場所にスタッフの方が居てくれるので、通しで余計なストレスや不安を感じずに走ることができました。
田んぼと富士山、スタートゴール地点の周辺には田んぼもかなり広がっていました。
忍野トレイルランは運営・サポートが充実していて、スタッフの方々もすごくよくしてくれて、きついけど、とても安心できる大会です。そして、天気次第の面もありますが、景観が素晴らし過ぎます。
忍野トレイルの景観を味わい尽くしたいという方は、ロングコースへの参加をおすすめします。トレラン未経験、登山や走力に自信がないという方は、ショートコースという選択肢もあります。
トレイルランニングがどんなスポーツなのかわからないという方も、この忍野トレイルレースに参加すれば、すっかりその魅力に取りつかれてしまうかもしれません。それだけ、様々な面で充実していて、走りがいのある大会だと思います!
東京目黒
足圧の本家本元
足圧宗家
TEL:0120-662-588
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