誰でも簡単、隙間時間を有効利用
立方骨スクワットを実践しよう
足圧技は相手に施術を行うことで、互いの健康の維持向上に役立つ技術です。当然、実践するには最低2人以上の人数が必要です。
一方で、1人でも好きな時に実践できる健康法があればいいなぁと感じる方も多いと思います。
当法人は、足圧技以外に、独りで取り組み高い効果を発揮できる健康法、立方骨スクワットをみなさんに紹介しています。
足圧技は施療技術であるため、一定時間の訓練が欠かせませんが、この立方骨スクワットは、その場で誰でもやり方を覚え、後は全てご自分の好きな時間に繰り返し実践してもらえる健康法です。
立方骨スクワットは、簡潔に言うと足のアーチを効率良く矯正するスクワット運動です。特に、アーチ構造上の要とされる立方骨に着目して、足の内外縦アーチそして、横アーチをまるごと矯正していきます。アーチ形成により、裸足本来の衝撃吸収作用や反発・推進作用を回復させる上、姿勢改善や膝・腰への負担解消といった体全体への波及効果も期待できるセルフケアです。
足は、片足で28個もの骨で構成されており、立方骨はその中のひとつです。図解からも分かるように立方骨は足の外寄りに位置し、外側縦アーチの頂点を形成します。主に身体の安定性に関わる外側縦アーチの状態が崩れると、内側縦アーチや前足部の横アーチも連動して崩れてしまいます。言い換えると、立方骨を正しい位置に挙上させることで、足裏全体のアーチの状態を正しく整えることができるのです。
<立方骨スクワットのやり方>
① 立方骨の位置を確認
まずご自身の立方骨の位置、棒上に足を乗せる位置を確認しましょう。ここが定まっていないとせっかくの運動効果が十分に発揮できないため、正確に行ってください。
外くるぶし前方から1センチ進んだ位置に、丸棒を合わせ、自身の体重をしっかり乗せて棒を踏み込みます。立方骨位置確認のための専用テープを利用するのもよいでしょう。正しい位置をしっかり覚えておいてください。
② スクワットを実践
足の正しい位置で丸棒を踏んだら、そのままスクワット運動を行ってみましょう。踏んだだけで痛くてどうしようもないという場合は、スクワットの膝の曲げ伸ばしまでは行わず、無駄な力を抜いて体重を乗せて踏むことから始めましょう。
スクワット時の留意点は、通常のスクワットと同様、曲げた膝が足の指先より前方に出ないように注意しましょう。同じく頭部も、膝や足指先より前方に飛び出ないように、背中も丸くならないようにしましょう。正しいフォームでスクワットを行うことで、立方骨に加わった圧が、足首、膝関節、骨盤と連動し、その刺激が伝わっていきます。
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