脂肪は脂肪でも、脂肪細胞には白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞の2種類があるとご存じでしたか?
私達が普段から「体脂肪が増えた」「脂肪がへりにくい」と言っているのは、実は白色脂肪細胞のことを指します。
白色脂肪細胞は体内で余分になったエネルギーを中性脂肪として蓄える働きがあります。まさに私達がイメージする脂肪そのものですね。
それに対して、褐色脂肪細胞は身体に熱を発生させて体温調節を行ったり、余分なカロリーを燃焼させる役割があります。
つまり、この褐色脂肪細胞は、ダイエットや痩身を行う際にも非常に重要な役割を果たすと注目されているのです。
ところが!この褐色脂肪細胞は赤ん坊の体には多く存在しているのですが、成長とともに減り始め、成人では40グラム程度になってしまいます…。脂肪細胞全体の中でわずか1%でしかありません。
この褐色脂肪細胞は体質によって活発な方とそうでない方にわかれてきますが、褐色脂肪細胞の活性化を図り、痩せやすい体質へ変えていくことが重要です。
褐色脂肪細胞が分布するのは、首周り、肩甲骨周り、わきの下、心臓、腎臓の周り…と場所が決まっています。特に、肩甲骨周りなどは固くなりやすく、不自然な姿勢になっている場合でも、肩甲骨周りはハリが強くなってしまいます。すなわち、肩甲骨周辺を柔軟にほぐしていくことは、褐色肥満細胞を刺激するために有効な手段なのです。
コメント